川上稔『境界線上のホライゾン』II(上)読了

 クリアー。
 前巻より楽に読めたので、これはいい感じに調教されてきた気がする。
 単に状況説明に割く文章が減っただけていう意見もあるが、マジメな会話の後には必ずオチを用意するあたりの配慮は相変わらずナイスであり、このアップダウンに慣れることこそが信仰獲得への第一歩なのです。
 登場人物多すぎるのはもうちょいどうにかならんのかと思うが、でもほら英国とかだいたい文豪の名前だから覚えやすくてよいよ。 シェイクスピアとかミルトンとか、みなぎ得一を思い出したがそれはまた別の物語だ。


 内容に関しては、ニンジャが実にイカすけど間違いなく持ち上げて落とす展開なので恐怖せよということで待て次巻。 伏線的に敵対→処刑のコンボまであるぞ。